万能の天使はいらない

虫ん坊5月号リボンの騎士の演出家の木村氏のインタビューが載っていました。
そこにはチンクを出さない明確な理由が書かれていました。


木村氏はインテビューでこう言っています。

それより重要なのは天使が出てきてしまうと何でも可能になってしまうからです。

確かにチンクは色々ないたずらが出来てしまいます。でもそれは万能ではありません。
見習いの天使だから出来ないことも多いのです。
笛一つ(原作だと)でサファイアを男にしたり女にしたり出来ます。
ただ肝心なときにそれをチンクは使いません。
サファイアがピンチの時に使ってしまうと話がつまらなくなるからです。
それを敏感に察知した手塚先生は魔法の笛をチンクに捨てさせてしまうという暴挙に出ます。
木村氏はチンクに魔法の笛を捨てさせるという行為では無くチンクを登場させない方法をとったのです。
乱暴な方法だけどこれはありだと思います。
チンクの成長物語まで描いていたら内容が薄れてしまう気がするからです。


舞台の衣装もオリジナルなものになるようです。
以前、亀井にサファイアのコスプレをさせたコラを狼で見ました。
あれはリボンの騎士の原作に沿った衣装でした。
ちょっと安っぽくて萎えた記憶があります。
木村氏がいう現代のモードを取り入れた衣装というのがどんなのかわからないですが愛たんが着る衣装も楽しみです。